ashizuri-nouen’s blog

高知県土佐清水の足摺農園。土佐ジローな日々を綴ります!

にわとり王国土佐その1

あまり知られていないかもしれませんが、
土佐「高知」には高知県原産の日本鶏が8種います。
そのうち、1種が特別天然記念物に、5種が天然記念物に指定されています。
今回は家畜で唯一の特別天然記念物である長尾鶏を紹介します。
長尾鶏は大正12年3月に天然記念物に、その後昭和27年3月に
特別天然記念物に昇格指定され、名前も「土佐のオナガドリ」と改名されました。
また、昭和45年3月には南国市が管理団体に指定されています。
オナガドリの由来は昔、土佐藩主山内公が槍飾りに使う長い鶏の尾を藩内の農家から集めることとなり、
現在の南国市に住む武市利右工門が改良し、オナガドリを作ることに成功したそうです。
このオナガドリが原種の白藤種の始まりとされています。その後、研究・改良され換羽期になっても雄の尾羽は
換羽しないで伸びるようになったようです。
明治の初めに褐色種、その後白色種が作り出され現在は3種類になっています。
尾羽の伸びは鶏や管理によって多少の相違はあるが1年で70cm程度、寿命は約8〜10年だそうです。